|
2003年9月3日、首都圏は夕方から激しい雷雨に見舞われました。
東京・永田町の国会議事堂では、屋根の頂上に設置された避雷針付近に落雷があり、
石材が周囲に飛散する事故がありました。
周囲を海に囲まれて気象の変化が激しい日本では、一年を通じて雷の発生があり、
全国雷観測ネットワークの観測資料によると、関東甲信越を中心とした東西500km、南北500kmの
範囲における落雷数の平均値は年間10万回となっています。近年、急激に普及してきた電子機器類は、
高集積化回路やマイクロ・コンピューターの多用などによって、誘導雷による雷サージに
非常に弱いと聞き、日本のコンピュータ・ネットワークシステムの信頼性や安全性は大丈夫なのだろうか、
定期的な保守点検がなされているのかと心配してきました。
建物については、建築基準法で高さ20mを超える建築物には有効な避雷設備を設けるよう規定され、
避雷設備の構造は、日本工業規格 「JISA 4201(2003)」の定めによることとなっています。 また、JIS-A201は
IEC規格の雷保護システムと整合が図られて、2003年に改正されています。
JISA 4201(2003)で規定している、避雷設備の定期的な保守点検は適正になされているのだろうか、
経年した避雷針は設置した当初と同じ働きをするのだろうかと懸念してきました。
また、高さ20m以下の建物についての雷保護も放置できないのではないかと考えます。
学校、病院、国宝や重要文化財、駅舎や住宅などの建物とそこに居住し働く人々、
そして建物内に設置されているIT機器などを雷撃から保護する必要があります。
私たちはこのような現状認識のもとに「特定非営利活動法人・雷保護システム普及協会」を2003年に設立し、
●人命、建物および設備機器を雷撃から保護することの大切さの普及活動
●避雷針など避雷設備の定期的な検査や保守点検の普及促進
●あらゆる避雷設備を的確に保守点検できる技術者の養成と最適な点検システムの作成
●「雷相談室」を開設し、ユーザーの相談に常時対応するネットの構築
を主たる業務として、法人活動を推進してまいります。
結果として、新たな雇用の創出や関連業界の活性化にも寄与できると考えております。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
|